・SILK ROAD BAZAAR
SILK ROAD BAZAARは、キルギス共和国の限界集落にあるアーティストの作品を提供する場です。
首都から遠く離れ、市場へのアクセスが限られているアーティスト、伝統的な工芸文化を継承しているアーティストとつながっています。
1996年当時、多くのアーティストが失業に直面し、自分の才能を表現する場所を必要としていました。
SILK ROAD BAZAARは、長きにわたってキルギスのアーティストに、フェルト作品やその他のテキスタイルなどの販売する場を提供しています。
芸術への関心を維持し、アーティストに雇用を提供し、深刻な貧困と経済不況の時代にもフェルトの伝統を守り続けています。
・TAABEEZ
インド北西部、ラージャスターン州。この地方を代表する民芸品にミラーワークがあります。
ミラーワークとは、様々な形の鏡(ミラー)の小片を布地に手刺繍にて鏡の周囲を縫いとめて飾る手法です。
その起源は16世紀頃のペルシャ地方と言われています。商人によりイランからアフガニスタン、パキスタンを経て19世紀ごろインドに伝わりました。
古代ペルシャ地方では、鏡は水と太陽の象徴であり、魔物の目をくらませ、持ち主を災厄から遠ざける力があると信じられてきました。
インドに伝わってからは、魔除けとして衣類やタペストリーなどに好んで使用されました。
しかし昨今では非常に手間がかかる工程から手刺繍でのミラーワークのアイテムは、ほとんど作られなくなりました。
補修を繰り返され大事に受け継がれてきたミラーワークのアイテムは、日本各地で農作業や漁労に供するために作られた藍染の継ぎ接ぎ布などにも通じる美しさと歴史を感じます。
その希少なビンテージのミラーワークのアイテムで馬やラクダ、象などの置物が作られます。
ミラーの輝きと共に一針一針に込められた思いが置物の持ち主であるあなたをきっと守護してくれることでしょう。